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・ロープって、ただの道具じゃないの?
・子どもが大道芸にこんなに夢中になる理由って?
・サゴーって、どんなパフォーマーなの?
ロープがまるで生きているかのように動き出す──
そんな瞬間を目の当たりにしたら、誰だって目を離せなくなるはずです。
でも、それを可能にしているのは、ちょっと変わった経歴をもつサゴーというパフォーマー。
彼は日本で唯一の【本格的なサーカス学校】で技を学び、そこからさらに大道芸の世界へと足を踏み入れました。
この記事では、そんなサゴーの技術と表現力がどう生まれたのか、
そして、なぜ彼のステージが子どもにも大人にも響くのかをひもといていきます。
読めばきっと、「なるほど、あのロープの動きにはこんな背景があったのか!」と感じるはず。
しかも最後には、大道芸イベントをより楽しむための裏情報までお届けします。
『ただの芸』じゃない、【物語と空気を作るパフォーマンス】。
その奥深さを、ぜひこの記事で体験してください。
- 【物語とスリルの両方で夢中になる!】サゴーくんのサーカス芸
- パフォーマー サゴーとは?|サーカス学校仕込みの若きアーティスト
- サーカス学校ってどんなところ?|『技』と『作品づくり』を極める現場
- 子どもが夢中になるパフォーマンスとは?|笑顔と驚きの連続体験
- ローラーボーラー芸のスゴさとは?|演技と技が融合した【本格派サーカスアクト】
- クラウンとは?|笑いと共感を生み出す【心の演者】
- サーカスアクトの魅力|命がけのスゴ技だけじゃない【物語】がある
- サゴーくんに聞いてみた!Q&Aコーナー
- 宇都宮動物園 大道芸イベントで観られる!サーカス学校出身の実力派たち
- 書いた人:大道芸人GEN(ジェン)|26年の現場から伝えたいこと
- 🎪 宇都宮動物園 大道芸イベントをもっと楽しむには?
【物語とスリルの両方で夢中になる!】サゴーくんのサーカス芸

「この子、あんまり集中力が続かないんです…」
「外では元気だけど、長時間はあまり見たがらなくて…」
そんなふうに感じている親御さんへ。
宇都宮動物園の大道芸ステージで、
ある日、子どもたちが『ひとつの白いロープ』にくぎづけになっていました。
そのロープは、まるで命を持っているかのように自由に動き回り、
笑ったり、すねたり…
気がつけば、観ているみんながロープに感情移入していたんです。
ロープに命を吹き込んでいるのは、サゴーくん。
ただの小道具じゃなく、観客の心の中にストーリーを生み出すのが彼の芸です。
でも、彼の魅力はそれだけじゃありません。
ショーの後半には、バランス芸の花形「ローラーボーラー」が登場します。
ぐらぐら揺れるローラーの上に板を重ねて、さらにその上に乗る──
3段ローラーでの逆立ちや、5段積みでの安定した演技は、まさに『日本トップクラス』。
実は彼、日本のサーカス学校でしっかりと修行を積んだ本格派なんです。
それでも、出てくるキャラクターはどれもどこか愛らしくて、どこか親しみやすい。
高度な技を『すごさ』だけで終わらせずに、
子どもでも楽しめる【物語】として見せてくれるのがサゴーくんのすごいところ。
子どもがショーを見ながら笑って、驚いて、前のめりになる。
「また見たい!」と目をキラキラさせる──
そんなステージが、ここにあります。
この記事では、彼の代表作『命を持ったロープ』を中心に、
ショーに込められた工夫や、ローラー芸の魅力、さらにはサーカス学校での裏話まで、たっぷりお届けします。
「子どもが夢中になれる体験を探している」
「ただ見るだけじゃなく、心が動く時間を過ごしたい」
そんなあなたにこそ、読んでもらいたい記事です。
パフォーマー サゴーとは?|サーカス学校仕込みの若きアーティスト

大道芸って、派手な技だけの世界だと思っていませんか?
でもサゴーくんのショーは、それとはちょっと違います。
子どもが笑って、大人も見入ってしまう。
その空気のなかに、「心が動く仕掛け」がたくさんあるんです。
この章では、そんなサゴーくんの魅力を、ぼくなりの目線でご紹介します。
子どもが夢中になるって、こういうこと
「うちの子、集中力がなくて…」
「すぐに飽きてしまうから、長く楽しめるものって難しいんです」
そんなふうに思ったこと、ありませんか?
でも、そんな子が夢中になってしまう──
そんなステージが、宇都宮動物園にはあります。
それを見せてくれるのが、若手パフォーマーのサゴーくんです。
『命を持ったロープ』の正体
彼の代表作『命を持ったロープ』では、
たった一本のロープがまるで【生き物】のように動き出します。
くねって、踊って、まとわりついて、
ときには笑っているように見える。
でも、それはロープが勝手に動いているわけじゃありません。
観客の心の動きに合わせて、命が吹き込まれたように『見える』んです。
会場にあふれる「やってみたい!」
「うわっ、今の見た?」
「笑ってる!?ロープが!」
「これ、まねしてみたい!」
そんな声が、あちこちから聞こえてくる。
その空気こそ、サゴーくんの真骨頂なんです。
成功のウラには、失敗とくり返しがある
けれど、はじめからそうだったわけではありません。
動きの間(ま)を変えてみたり、
止める位置を少しずらしたり──
うまくいかなくて、何度もくり返した日々がありました。
『ロープが【心】を持ったように見えるには、どう動けばいいんだろう?』
そう考えながら、何百回も試してきたそうです。
日本でただ一つのサーカス学校で学んだこと
彼が学んだのは、群馬県にある【沢入(そうり)国際サーカス学校】。
ここは、ウクライナの国立サーカス大学と提携している、
日本でたった一つの本格的なサーカス学校です。
基礎となる倒立・柔軟・体の使い方を、毎日何時間も練習。
そこで、ジャグリング・アクロバット・バランス芸などを徹底的に学びました。
でも、この学校がすごいのはそれだけじゃありません。
【見せる技術】だけじゃなく、【魅せる感性】も育ててくれる場所なんです。
スリルと笑顔を同時に届けるパフォーマンス
サゴーくんの演技には、「技」だけじゃない魅力があります。
たとえば、
ローラーボーラーの上での逆立ち。
ぐらぐら揺れる中、身体をコントロールしながら、観客を笑顔にする。
見ているこっちが、手に汗にぎるのに、なんだか楽しくて笑っちゃう──
それが彼のショーなんです。
ただ観るだけじゃない、心が動く体験
そして一番すごいのは、観た人の心が動くこと。
「また観たい!」
「ぼくもやってみたい!」
「うちの子、帰ってからずっとまねしてました!」
そうやって、観た人の中に
【動きたくなる気持ち】が生まれるんです。
夢中になることに、年齢は関係ありません。
最後にひとこと、話しかけてみてください
あなたも、こんなふうに感じたことありませんか?
「うちの子、最近あまりワクワクしてないかも」
「もっと、いろんな体験をさせてあげたいな…」
そんなときは、ぜひ宇都宮動物園のステージを観に来てください。
まずはひとこと、終わったあとにこう聞いてみてください。
『ロープ、命があるみたいだったね』
そのひとことで、
あなたとお子さんの会話が、もっとふかくつながっていきますよ。
サーカス学校ってどんなところ?|『技』と『作品づくり』を極める現場

サーカス学校って、どんなイメージがありますか?
空中ブランコやアクロバット、道化(クラウン)など、派手な技が次々と飛び出す──
そんな場面を想像する人も多いかもしれません。
でも実際には、もっと地道で、『技術を徹底して磨く場所』なんです。
そして、作品をつくることに集中できる、特別な環境でもあります。
日本でたった一つのサーカス学校とその育成方針
日本にサーカス学校は何校あると思いますか?
実は現在、『本格的なサーカス教育を受けられる場所』は日本でたった一校しか存在しません。
それが、群馬県みどり市にある【沢入(そうり)国際サーカス学校】です。
この学校は、ウクライナ国立サーカス大学と提携しており、
本場に近いスタイルのアクロバット教育を国内で受けられる、唯一の専門教育機関。
授業ではまず、怪我をしにくい 『分厚い身体』をつくる基礎訓練から始まります。
倒立・ブリッジ・柔軟・体幹トレーニングなどを毎日繰り返し、
そのうえで自分が選んだ芸──
たとえば 倒立・エアリアル・アクロバット などを専門的に磨いていきます。
サーカスアクトの訓練内容と環境
授業内容は、体を動かすことが中心です。
アクロバットや道具芸(ジャグリングなど)を、1日何時間も反復する練習が基本。
毎日続ける訓練で、身体の使い方とタイミングを染み込ませていく──
その積み重ねが、プロの技術になっていきます。
また、同じ目標を持った仲間とともに練習できる環境も、大きな魅力です。
上級生が黙々と倒立の練習をしているその横で、
自分も自然と「挑戦するのが当たり前」という空気にのまれていく。
できるようになるまでやり続けることが、当たり前になる。
そんな空気があるのが、サーカス学校の大きな特長です。
なぜサーカス学校出身者のショーは心を動かすのか?
この学校では、年に数回の「作品発表」の場が設けられています。
舞台で作品を披露する経験を通して、
「人に見せる」「伝える」という意識が自然と高まっていく。
作品づくりを通じて、ただの技の組み合わせではなく、
『ひとつのショーとして魅せる構成』 や 『演出の工夫』を考えるようになるんです。
もちろん、意識しなければ『表現力』は勝手に育ちません。
けれど、作品づくりに集中できる環境があるからこそ、自分なりに表現を磨こうとする気持ちが芽生える。
それが、観客の心を動かすショーにつながっていく──
そう感じる場面が、たくさんあります。
子どもが夢中になるパフォーマンスとは?|笑顔と驚きの連続体験

ステージが始まると、子どもたちの目がみるみる輝いていく。
でも、その理由は【技のすごさ】だけじゃありません。
『見てるだけ』じゃ終わらない体験があるからです。
サゴーくんのショーは、客席にいる子も、つい前のめりになってしまう不思議な魅力があります。
それはまるで、『客席とステージの間にあったはずの壁』がスーッと消えていくような感覚。
【観客と一緒につくるショー】という体験
ショーの途中、気づけばサゴーくんはステージを飛び出して、観客のすぐそばに。
手を振ったり、目線を合わせたり、子どもたちに表情で話しかけたり──
「安心して見ていたら、いつのまにか巻き込まれてた!」
そんな声がたくさん聞こえてくるのも納得です。
でも、これは単なるサプライズではありません。
『見ている子どもたちが、自然と参加者になる』ように設計されたショーなんです。
【親子の「わあ!」が一緒に生まれる空間】
そして特に印象的なのが、『子どもが反応した時、親も一緒に笑ってる』という光景。
たとえば──
・子どもがサゴーくんに手を振ると、お母さんも笑顔でそれを見守っている
・思わず立ち上がった子どもに、お父さんが「いいね!」と声をかけている
そんな『親子の一体感』が生まれるのも、このショーならではの魅力です。
【実際の反応と保護者の声】
「ステージの近くにいたから、私たちもドキドキしちゃいました」
「子どもが何度も振り返って『楽しい!』って言ってくれて、私もうれしくなりました」
「一緒に参加してる気分で、最後まで集中して見られました」
こんなふうに、『ただ見るだけじゃないショー』だからこそ、
観客の中に『記憶に残る時間』が生まれていくんです。
ローラーボーラー芸のスゴさとは?|演技と技が融合した【本格派サーカスアクト】

ステージの中央に、細長い板が置かれる。
その下には、横向きの筒がひとつ。
見るからにグラグラしそうなその装置に、
サゴーくんはゆっくりと立ち上がった。
その瞬間、観客の空気がピタッと変わる。
「落ちないの?」
そんな声が、大人からも子どもからも、自然とこぼれる。
ただの技じゃない!集中力と体幹が問われるローラーボーラー
ローラーボーラーとは、筒の上に板を乗せて、その上でバランスを取るパフォーマンス。
大道芸でもよく使われる道具だけど、サゴーくんの芸はその枠を軽く超えてくる。
たとえば、ローラーを3段に積んだ上で逆立ち。
さらに、5段に挑む場面では、観客の息づかいすら聞こえてくる。
技の難しさだけなら、日本でもトップクラスだろう。
しかもすごいのは、そのすべてを音楽のラストにピタッと合わせて締めくくるところ。
ブレない軸。動じない集中力。
それがあるからこそ、完璧なエンタメになる。
【余裕があるからこそ伝わる】ストーリーとしての演技
ただバランスを取るだけじゃない。
サゴーくんの芸は、演技の一部として完成されている。
手を振る。
お客さんに目を向ける。
ときに笑顔も見せる──
その一つひとつの動きが、まるで台本があるかのように流れる。
どんなにすごい技でも、余裕がなければ観客は緊張するだけ。
でも彼は、見ている人に安心感を与えながら進めていく。
まるで『ぼくがやるから大丈夫』と語りかけるように。
だからこそ、見ている人は自然と笑顔になる。
その空気感すら含めて、まさに【本格派】サーカスアクトなのだ。
【目の前の現実】だからこそ心が動く
映像で見ても『すごいな』と思えるこの芸。
でも、本当に胸を打たれるのは、目の前で見る【本物】の瞬間。
板がしなる。
ローラーがわずかに揺れる。
その上で、びくともしない体幹で立ち続けるサゴーくん。
それを見守る観客の目も、動かない。
空気ごとつかんでしまうような時間が、そこにある。
感想が生まれる|【『すごい』じゃ言い表せない余韻】
「どうやって立ってるの?」
そんな感想が、終演後にあちこちから聞こえてくる。
ただ技を見せただけじゃない。
ただ流れがキレイなだけでもない。
言葉にならない『すごさ』が、心に残る。
本当にうまいって、こういう人のことを言うんだと思う。
クラウンとは?|笑いと共感を生み出す【心の演者】

「クラウンって、ピエロのことでしょ?」
よくそう言われます。
でも実は──
見た目は似ていても、クラウンとピエロはまったく違う存在なんです。
クラウンとピエロの違い
たとえば【ピエロ】は、17世紀フランスの『コメディア・デラルテ』という即興演劇で生まれたキャラクター。
白塗りで、ちょっと悲しげ。無口で、恋に破れがち。
そんな内向的な役割が多く、どちらかというと 『演じる人』 なんです。
一方【クラウン】は、『いま、ここ』 の空気を観客と一緒につくる存在。
子どもが笑えば一緒に笑い、びっくりしたら一緒に驚く──
『人間として、目の前の誰かと心を通わせる』、それがクラウンなんです。
そもそも【クラウン】という言葉は、『道化師』全体を指す概念であり、
【ピエロ】はその中の一つの『キャラクター』にすぎません。
あくまでクラウンの一員であり、すべてのクラウンがピエロというわけではないんです。
ところが日本では、【クラウン=ピエロ】だと思っている人が多いんです。
これは、昔から日本で使われていた言葉が『クラウン』ではなく『ピエロ』だったから。
『クラウン』という単語は、長らくトヨタの車のイメージが強く、
道化師の意味で知っていた人はごく一部に限られていました。
そのため、新しく『クラウン』という存在が入ってきたとき、
「昔から知ってる『ピエロ』のことだ」と説明されるケースが多くなったんです。
実際、日本の古くからあるサーカス団でも「クラウン」ではなく「ピエロ」と呼ぶことが一般的です。
日本にクラウンが入ってきた背景
かつて日本には、【クラウンカレッジジャパン】という学校がありました。
ここはアメリカの【リングリングサーカス】のクラウンを育てるための養成所。
リングリングサーカスといえば、3つもサーカスリンクがある巨大サーカス。
このサーカス団の様子は『地上最大のショー』という、リングリングサーカスをモチーフに作られた映画でどのようなサーカスかが見れます。
リングリングサーカスの売りの1つにクラウン(道化師)パレードというものがあります。
ですがこれほど巨大なサーカスです。
その為、観客席からは1人1人が小さくしか見えません。
だからこそ、『極端なキャラ』が求められた。
・トイレに行く姿もNG
・食事中の姿もNG
まるで『マスコットキャラクター』のような立ち振る舞いが必要だったんです。
そのスタイルが日本にも入ってきて、
【クラウン=赤鼻・白塗り・大げさな動き】というイメージが定着しました。
世界のクラウンは【人間】
でも世界に目を向けると、クラウンはもっと人間味のある存在。
『観客と同じ目線で【感情を共有する演者】』なんです。
じつは、クラウンという言葉のスペル 『Clown』 は 『Crown(王冠)』 に似ていますよね?
王冠を与えられた【偽の王様】
昔のヨーロッパで、貧しい人々が祭りを開いたとき、
「いちばん笑わせた者に偽の王冠を!」という風習がありました。
それが『Clown』の語源になったとも言われています。
笑わせる力は、権力よりも人の心をつかむ。
そんな風刺的な意味が込められていたんですね。
この様子は白黒映画の『ノートルダムの背ムシ男』で見ることができます。
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『ノートルダムの背ムシ男』は、ディズニー映画の『ノートルダムの鐘』の基となっている映画です。
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オーギュストメイクの裏話
目の周りが白くて、大きな口で、赤い鼻の、クラウンの定番メイク。
【オーギュストメイク】にも、ちょっとブラックな歴史があると言われています。
中世ヨーロッパでは、王族が【奇形児】を飼っていたという記録があります。
(今でいう知的障害のある方でしょう)
彼らは「本音しか言わない存在」として、
『神に近い存在』とも、『殺される遊び道具』ともされていた。
社会への不満を、お芝居の中で『奇形のふりをして』伝える──
そんな表現の流れから、ギョロ目や大口のメイクが生まれたという説もあります。
サーカス学校で出会った【本物のクラウン】
ぼくが学んだ【沢入国際サーカス学校】では、
リングリングサーカス型のクラウンだけでなく、ウクライナのクラウン表現にも触れることができました。
サーカス学校ができる前、ウクライナからクラウンの巨匠【ミミクリーチ】を招聘し、
【五人囃子(ごにんばやし)】という女性クラウングループを指導。
じつはこの五人囃子こそが、サーカス学校の『0期生』と言われています。
そこにいたのが、CHEEKY!
ぼくが憧れて学んだクラウンであり、
『Tim Tam』というユニットを組んでいた仲間でもあります。
※CHEEKY!は五人囃子のオーディションに受かったものの、個人の理由から、途中脱退。
その後サーカス学校の1期生として入校したそうです。
クラウンを名乗れなかった時代
ある時、外国人パフォーマーにこう言われたことがあります。
「君たちは立派なクラウンだよ。でも日本では、白塗りや赤鼻がないとクラウンと認めてもらえないよね。だから、ぼくは 『コメディージャグラー』って名乗ってるんだ」
その言葉を受けて、ぼくたちのユニット名も『アクロバットクラウン Tim Tam』から『アクロバットコメディー Tim Tam』に変更しました。
いまでは、『アクロバットコメディー』を名乗る人が何人か出てきて、ちょっと嬉しいです。
サゴーくんが目指す【心のクラウン】
サゴーくんも、もともとは愛知のイベント派遣型クラウン団体に所属していました。
でも「ぼくが目指しているのはこれじゃない」と感じ、
クラウンとしての表現を深めるために、サーカス学校へ進学。
技だけじゃなく、『人とつながる演技』を磨く道を選んだのです。
『だからこそ、彼の演技には 【心のあたたかさ】 がある』。
どんなにすごいバランス芸の最中でも、
どこかで観客とつながっている感じがする──
それが、彼のクラウン芸の最大の魅力です。
クラウンは、笑いでつながる【人】
『クラウン』とは、人の心に寄り添い、
笑いと失敗でつながる 『人間』 の芸術。
サゴーくんは、そんな『心の演者』として、
今日も宇都宮動物園のステージに立っています。
「うちの子、最近あまり笑ってないな…」
そんなふうに感じたら、ぜひ一度、
『人としてのクラウン』に会いに来てください。
サーカスアクトの魅力|命がけのスゴ技だけじゃない【物語】がある

見た目の派手さや迫力だけがサーカスの魅力ではありません。
その芸の奥には、長い時間をかけて積み上げた努力と、物語があります。
今回は、そんな 『技の背景』 にあるサーカスアクトならではの魅力を紹介します。
【椅子倒立】【ローラーボーラー】…『技』の奥にある物語
GEN(ジェン)が行う椅子の上で逆立ちを決める【椅子倒立】、
サゴーが行う筒の上で板を揺らしながらバランスをとる【ローラーボーラー】。
こうした技は、大道芸の中でも見かけることがあります。
でも、サゴー君のショーを実際に見た人は、きっとこう思うはずです。
「え、なんか…違う」
たとえば技の姿勢。
腕の角度、脚の伸び方、呼吸のコントロール、視線の向き──
すべてに、美しさ が宿っている。
そしてその美しさの中に、ふと想像してしまうんです。
「この技ができるようになるまで、どれだけ時間がかかったんだろう?」
「何回くらい失敗してきたんだろう?」
「どれだけ厳しい訓練を乗り越えてきたんだろう?」
ただ技をやるだけでは見えてこない、背景の物語が、
演出や身体の動きから、自然とにじみ出てくるんです。
大道芸とサーカスアクトの融合|『超人技』と『空気』がつくる感動
大道芸には、観客との一体感や、ライブ感があります。
一方サーカスには、『訓練された身体』と『極限まで高められた技術』がある。
その両方がひとつになったとき──
観ている人の心に、ふるえるような感動が生まれるんです。
『ただのスゴ技』じゃなくて、
この芸を身につけた物語を感じさせるパフォーマンス。
それこそが、サーカスアクトの最大の魅力なんです。
実際に目の前で見た瞬間、
その『空気』は、もっと深く心に届きます。
言葉じゃ伝わらない感動を、ぜひ現地で体感してみてください。
サゴーくんに聞いてみた!Q&Aコーナー

サゴーくんのショーを見たあと、
「もっと知りたい!」という声がたくさん届きました。
この記事では、実際にお客さんから寄せられた質問をもとに、サゴーくんにお答えいただきました。
Q. あの【命を持ったロープ】って、なんであんなにかわいく見えるの?
A. 一番のこだわりは、『ロープをキャラクターとして描くこと』です。
見ていると、まるで『ロープに感情があるみたい』に感じてもらえる──
そこがいちばん大切にしている部分です。
画用紙で作った『表情パーツ』をロープに仕込んで、人形のように感情を表現しています。
たとえば、びっくりしたり、ちょっと怒ったようにふくらんだり。
そうやって、ロープが『キャラクター』として生きて見えるように演出しているんです。
「かわいい!」って思ってもらえたら、大成功ですね。
Q. あの動き、どうやって練習したの?
A. 体の動かし方を『技術として』しっかり練習しています。
とくに意識しているのは、「タイミング」や「動きの緩急」です。
ゆっくり動いて、ふっと止まる。そこから一気に弾けるように跳ぶ。
そういう変化があると、見ている人が「えっ?」と反応してくれます。
技そのものは難しくないけど、『伝わり方』を工夫することで、
同じ動きでも、まったくちがった印象になるんです。
Q. どこでそんな技を学んだの?
A. 日本の【サーカス学校】で、ローラーボーラーやジャグリングなどの本格的な技術を学びました。
ぼくのショーは、ただ技を見せるだけじゃなく、
観客の感情を巻き込む演出にも力を入れています。
そのために、自分で試行錯誤しながら、
どうすればお客さんの心に届くかを、日々考えてつくり込んでいます。
Q. ショーって、どこで見れるの?
A. たまに、【宇都宮動物園】の大道芸イベントでパフォーマンスしています!
『宇都宮動物園 大道芸イベント』の出演者は週ごとに変わるので、
公式サイトのスケジュールページをチェックしてくださいね。
👉 出演スケジュールはこちら
https://utunomiyazoo-daidougei.com/
宇都宮動物園 大道芸イベントで観られる!サーカス学校出身の実力派たち

宇都宮動物園で毎週開催されている【宇都宮動物園 大道芸イベント】。
ここでは、サーカス学校で基礎から鍛えた実力派パフォーマーたちが、
それぞれのスタイルで観客を楽しませてくれます。
サーカス学校といっても、日本にあるのはたった1校。
プロとしての『身体づかい』や『技術の土台』を徹底的に学び、
日々の練習と舞台経験を通して、多くの表現者が羽ばたいていきました。
今回は、そのサーカス学校出身の中でも、宇都宮動物園で観られるメンバーを紹介します!
大道芸人 GEN(ジェン)

大道芸歴26年。
バランス芸・アクロバット・巨大風船などのサーカス演目にくわえ、
【観客と『心を通わせる空気づくり』】を大切にしているパフォーマーです。
GEN(ジェン)は、サーカス学校で身体の使い方やアクロバットの基礎、
そして『人の心をつかむための構成術』を学び、
その後は全国のイベントで【『また見たい』と思われるショー】を積み重ねてきました。
宇都宮動物園では、【子どもと親が一緒に楽しめるショー】を追求しながら、
大道芸を通して『コミュニケーションの面白さ』も伝えています。
森田智博

世界的に活躍するジャグリングアーティスト。
ボール・クラブ・ディアボロなどを自在に操るだけでなく、
森田智博というお茶目なキャラクタと、圧倒的に美しい道具の軌跡が魅力です。
日本ジャグリング協会主催の全国大会(JJF)でチャンピオンに輝き、
アメリカのIJA(国際ジャグリング協会)大会では5ボール部門で優勝するなど、
世界でも評価されるスキルを持っています。
大道芸フェスティバルや劇場公演にも多数出演し、
『高い技術と柔らかい人柄』のギャップが観客の心をつかみます。
しゅうちょう

横浜を拠点に活動するジャグラー。
彼の代名詞は、ローラーボーラー(不安定なバランス台)の上での演技。
1段、2段、3段…と高く積み上げた台の上で、
クラブを回したり、ボールを操ったりと、
『ドキドキするのに、なぜか笑顔になってしまうショー』を展開しています。
エイトリングやシェイカーカップなど、
ビジュアル的に美しい道具を組み合わせ、
観ていて飽きない、多彩な世界観を作り出しています。
Witty Look/CHEEKY!

Witty Lookは、一輪車の世界チャンピオン・DAIKIと、
クラウンの表現力を持つCHEEKY!(ちーきー)によるユニット。
CHEEKY! はサーカス学校で身体の土台を学び、
【『間の取り方』と『動きのリズム』を融合させた表現力】に定評があります。
世界各国のフェスティバルにも出演し、
カナダ・ドイツ・イギリス・韓国・台湾などで大きな評価を獲得。
国内では「ヘブンアーティスト」や「ふくやま大道芸」などに出演し、
ユニサイクルのテクニックとクラウンのコメディ性を組み合わせた【世界基準のパフォーマンス】を披露しています。
パフォーマー サゴー

サゴーは、今注目の若手アクロバットパフォーマー。
サーカス学校で倒立やバランス芸の基礎を学び、
そこに自身の感性を加えて、【『挑戦する姿』を魅せるショー】を作り上げています。
宇都宮動物園のイベントでは、
ローラーバランスの上での倒立など、
技術と精神力の両方が求められる演技で観客を魅了。
失敗も演出の一部として取り込み、
観る人が『応援したくなる』ような温かさと緊張感を同時に届けてくれます。
この記事で紹介しているように、彼のショーには『人の心を動かす瞬間』があります。
GEN(ジェン)とのコラボショーでも、空気感の相乗効果が生まれやすく、見応え十分です。
ベテランから若手まで、サーカス学校の伝統が一堂に!
GEN(ジェン)、森田智博、しゅうちょう、CHEEKY!、サゴー…
それぞれまったく違う個性とスタイルを持ちながらも、
『土台となる身体づくり』と『技術の基礎』は、共通している。
サーカス学校での経験は、表面には出にくい部分にこそ現れます。
それは、一つひとつの動作ににじむ『集中力と練習量』の差となって、観る人に伝わってくるのです。
宇都宮動物園の大道芸イベントは、
『努力の上に成り立つ本物の技』に出会える場所。
ぜひ目の前で、彼らの【ライブのエネルギー】を体感してみてください!
書いた人:大道芸人GEN(ジェン)|26年の現場から伝えたいこと

サゴーくんのショーを見ていたとき、
あのロープに命が吹き込まれたような瞬間に、ふと感じたんです。
『この人は、【技】じゃなく【空気】を届けてる』
──そう思ったのは、ぼく自身がずっと同じことを追い続けてきたから。
大道芸を通して、目の前の人と【つながる空気】をどうつくるか。
そればかりを考えてきた26年間でした。
ジャグリングやファイヤーショー、巨大風船の中に入ったり、椅子の上に逆立ちしたり──
そんな派手な演目の裏には、
『この人と一緒にいて、なんだか心地いいな』
そう思ってもらうための【見えない工夫】があるんです。
たとえば、会話のタイミング。
たとえば、拍手の生まれる【間】。
たとえば、子どもがつい声を出したくなる【きっかけ】。
そういう細かい設計の積み重ねが、会場全体の温度を変えていく。
大道芸は、ただの技術じゃありません。
その場にいる人たちと心を合わせて、
『なんか、また会いたくなっちゃうね』
そんな空気を届けることが、ぼくの目指すゴールです。
そしてもし、この記事を読んでいるあなたが、
『空気の力』にちょっとでも心が動いたなら──
ぜひGEN(ジェン)という大道芸人のことも、少しだけ知ってもらえたらうれしいです。
ぼくのショーでは、
観客の笑顔や驚き、子どもとの小さな会話──
そのひとつひとつを丁寧に拾いながら、
『また来たいな』と思ってもらえる空気をつくっています。
もしあなたが、
人と人とのつながりをもっと感じられるような時間を求めているなら、
GEN(ジェン)の紹介ページをのぞいてみてください。
そこには、
大道芸を通じて【人とのつながりを生み出す芸】を届けたいという、
ぼくの思いがぎゅっと詰まっています。
■GEN(ジェン)の紹介記事はこちら
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